今回は日本のカエル『アマガエル』の飼育についてお話していきます。
アマガエルと言っても色々な種類がいますが、今回は『ニホンアマガエル』についてです。
日本の身近にいる生き物の代表である『アマガエル』の飼育は比較的簡単にできます。
飼育用品も低予算で揃えることが可能なのでカエルの入門種としてもいいかもしれませんね!
では!早速見ていきましょう!!
ニホンアマガエルについて
まずは『アマガエル』の生態について勉強していこう!!
アマガエルの分類、大きさ、寿命
分類 | 両生綱 無尾目 カエル亜目 アマガエル科 アマガエル属 |
学名 | Hyla japonica |
大きさ | 2㎝~4.5㎝(メスの方が大きくなる) |
寿命 | 5年~10年 |
アマガエルの分布
日本、朝鮮半島、中国東部まで広く分布。
日本では北海道、本州、四国、九州、国後島、佐渡島、隠岐諸島、壱岐島、対馬、大隅諸島などに分布し、伊豆諸島の八丈島には国内外来種として定着しています。
アマガエルの生息環境
カエルは水辺に住むと思われがちですが、ニホンアマガエルは樹上で生活しており、水辺の植物の上や森林などに生息しています。
春から秋まで活動して冬は温度差の少ない地中で冬眠します。
ニホンアマガエルはある程度の乾燥にも強いことから都市部等でも見かけることができます。
ニホンアマガエルの飼育について
ここからはアマガエルの実際の飼育方法を紹介して行きます!!
アマガエルの入手方法
アマガエルをお迎えるには2つの方法があります。
野外採集
都市部の水田や人家の庭先、森林など幅広く見られ樹上を好みます。
田植えの時期になると水田で見かけます。
ペットショップなどで購入
夏になるとホームセンターやペットショップで1匹200円前後で販売されています。
また、ネット通販でも購入することができます。
ネット通販では青いアマアマガエルなど色の違う珍しい個体も売られています。
ただ、数千円~高ければ何万円という値段になります。
アマガエルの飼育ケース(ケージ)
飼育容器はプラケースでOKですが樹上性のカエルなので高さが確保できるケースを用意しましょう。
とは言え小さいカエルなので高さは30cm程度で十分です。
ケースのフタはメンテナンス用の窓の部分が「スライド式」ではなく、上下に開け閉めできる「トビラ型」のものを選びましょう。
なぜかというと、アマガエルがスライド部分にいると開けることができなくなってしまいます。
なのでトビラ型のタイプにしましょう。
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アマガエルの床材
飼育容器の下に敷く床材は、基本的にメンテナンスしやすい物を選びましょう。
おすすめは両生類や爬虫類飼育用のソイルです。
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アマガエルの保温
アマガエル飼育の適温は22~27度前後です。
基本的に冬以外は保温の必要はありません。
気温が20℃以下になると消化能力が落ちるので食べたエサを消化できずに死んでしまうこともあります。
冬に冬眠させないように飼育をするのであればパネルヒーター等で温めて25℃前後をキープしましょう。
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アマガエルの湿度
アマガエルの飼育湿度は50%〜70%を維持しておけば問題ありません。
水入れや霧吹きを使用して湿度を管理してあげましょう。
ケージ内の温湿度が確認できるように温湿度計も設置してあげてください!
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レイアウト
アマガエルは樹上性のカエルなので立体活動が可能なレイアウトにしてあげましょう。
観葉植物を入れると見栄えよく、さらにカエルの隠れ家にもなるのでオススメです。
ただ、ケージに入れる観葉植物は『少ない光でも育つ』、『多湿な環境でも育つ』
という特徴を持つ植物を利用するのがオススメです。
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アマガエルのエサ
アマガエルのエサはコオロギなどの小さい虫を与えます。
ペットショップなどで餌用のコオロギが売られています。
もしくは爬虫類ショップで売られている小さいデュビアやレッドローチ(エサ用のゴキブリ)を与えてもOKです!
目安は二ホンアマガエルの頭半分程度の大きさのエサを1度に1匹〜3匹程度、週に2回〜3回のペースで与えてください。
注意!!
カエルは基本的にエサを与えれば与えただけ食べる生き物です。
長期間の絶食に耐えられる反面、エサに遭遇したら無理をしてでも食べようとするので注意が必要です。
過度にエサを与えると
・エサが喉につかえる
・消化不良になる
・吐き戻しによる体力消耗
・肥満
などが起こる可能性があるので注意しましょう。
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アマガエルの水入れ
アマガエルの全身が浸かる大きさ、深さの水入れを1つ置いておけばOKです。
100均のタッパーなどでも構いません。
※水は2日に1回は交換してあげましょう!
アマガエルを触るときの注意点
アマガエル以外にも両生類を触るときは注意が必要です!!
変温動物にとって36度前後ある人間の体温は高すぎ、ヘビやトカゲのように鱗が無いカエルは熱をもろに受けます。
個体を触る必要が場合は、『水で手を十分に冷やす』、『手袋などを装備する』、『別の容器に追い込む』
などの工夫をしましょう。
また、カエルは皮膚の表面から毒を分泌しています。
触った手で目をこすったり、物を食べたりするのはやめておきましょう。
炎症を起こす可能性があるので触った後はしっかり手洗いをしましょう!!
最後に
飼育に必要な物を復習しよう!
・ヒーター(冬のみ)
・温湿度計
・床材(デザートソイルがおすすめ)
・水入れ(全身が浸かる大きさ)
・エサ(コオロギなど)
・エサやり用のピンセット(先が丸い物がベスト)
いかがでしたか?
我々の身近にいるアマガエルは飼育しやすく、人間にもある程度馴れてくれるのでとても飼育しやすいペットです!
見た目も可愛くとても癒されます。
両生類のペットを考えている方は身近な生き物『ニホンアマガエル』の飼育にチャレンジしてみてはいかがでしょうか??
最後まで見てくれてありがとう!!
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