今回は、日本のカエル『トノサマガエル』についてです。
トノサマガエルは田んぼなどでよく見かける日本人には馴染みの深いカエルです。
子供の頃捕まえた方も多いのではないでしょうか?
この記事では『トノサマガエル』の飼育方法、生態、エサや飼育環境について紹介していきます。
では!早速見ていきましょう!!
トノサマガエルについて

まず『トノサマガエル』の生態について勉強していきましょう!!
トノサマガエルの分類、大きさ、寿命
分類 | 両生綱 無尾目 アカガエル科 トノサマガエル属 |
学名 | Pelophylax nigromaculatus |
大きさ | オス:4㎝~8㎝ メス:6㎝~10㎝ |
寿命 | 3年~5年 |
トノサマガエルの分布
トノサマガエルは本州(関東平野から仙台平野にかけてを除く)、四国、九州と、中国、朝鮮半島、ロシア沿海州に分布。
また、北海道の一部にも国内外来種として分布しています。
トノサマガエルの生息環境
トノサマガエルは平野部から低山の池、水田付近に生息。
トノサマガエルの食性
トノサマガエルは肉食性で、主に昆虫類やクモなどの節足動物を捕食しますが、口に入る大きさであれば、小型のカエルやヘビなども捕食する場合があります。
トノサマガエルの飼育について

ここからは実際のトノサマガエルの飼育方法を紹介して行きます!!
トノサマガエルの入手方法
トノサマガエルを迎えるには2つの方法があります。
野外採集
トノサマガエルは繁殖期である4月~6月に活発になるので、その時期だと見つけやすいと思います。
田んぼや用水路などの水が浅い場所を探してみましょう。
ペットショップなどで購入
トノサマガエルは、春になると少しマニアックなペットショップや爬虫類・両生類のショップで稀に500円~1000円程度で販売されていることがあります。
また、ネット通販やオークションサイトでも購入することができます。

各地で開催されている爬虫類イベントでも購入できる場合もあります!
トノサマガエルの飼育ケース(ケージ)
トノサマガエルの飼育容器には通気性が確保できるプラケースがオススメです。
横幅が45cm程度あるものを用意しましょう。
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小動物用ですがこちらのケージもオススメです!!
トノサマガエルの床材
トノサマガエルの床材は主に腐葉土や黒土、水ゴケなどを湿らせて使用します。
土系の床材は管理が大変で汚れるので、個人的に水ゴケがオススメです。
トノサマガエルの飼育温度
トノサマガエル飼育の適温は18~26度です。
冬はパネルヒーターで温めてあげましょう。
飼育下での冬眠は難しいので止めておきましょう。

トノサマガエルの飼育に紫外線ライトは不要です。
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トノサマガエルの飼育湿度
トノサマガエルは乾燥に弱いので細目に霧吹きをして湿度をしっかり維持しましょう。
また、蒸れにも弱いので通気性も確保する必要があります。
床材が水ゴケの場合は、乾燥を防ぐことが出来るので管理が楽になります。

ケージ内の温湿度が確認できるように、温湿度計も設置してあげてください!
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トノサマガエルのエサと頻度について
トノサマガエルのエサは生きた虫を用意する必要があります。
コオロギやデュビア、レッドローチなどの昆虫を与えます。
エサは三日に一回与えればOKです。
カルシウム不足にならないよう、カルシウムパウダーを振りかけてあげましょう。
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ピンセットでのエサやりに慣れてくれれば管理が楽になります。
↓ピンセットは生体を突いて怪我させないように先が丸い物がいいです!↓
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水入れ
水入れは必ず用意しましょう。
トノサマガエルは体で水分を吸収するので全身が浸かるタッパーなどを置いておきましょう。
トノサマガエルを触るときの注意点
トノサマガエルに限らず両生類を触るときは注意が必要です!!
変温動物にとって36度前後ある人間の体温は高すぎ、ヘビやトカゲのように鱗が無いカエルは熱を直接受けてしまいます。
個体を触る必要が場合は、『水で手を十分に冷やす』『手袋などを装備する』『別の容器に追い込む』
などの工夫をしましょう。
最後に

飼育に必要な物を復習しよう!
・ヒーター(冬のみ)
・温湿度計
・床材(水苔がオススメ)
・水入れ(全身が浸かるもの)
・エサ(コオロギなどの虫エサ)
いかがでしたか?
トノサマガエルの飼育は湿度の管理がポイントです。
これが出来れば、体も丈夫なので飼育しやすいかえるです。
興味を持って方は飼育に挑戦してみて下さい!

またね!!
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