今回はヘビを飼育したいけど、どの子にしようか迷っている。
そんな人達に向けて初心者向けの『カリフォルニアキングスネーク(通称:カリキン)』について説明していきます。
我が家での飼育経験も少し書いておきます。
では!見ていきましょう!!
カリフォルニアキングスネーク(カリキン)について
まずは『カリフォルニアキングスネーク(カリキン)』の生態について勉強していきましょう!!
カリフォルニアキングスネークの分類、大きさ、寿命
初心者さんにも飼育しやすいサイズ感です!
分類 | 爬虫綱 有鱗目 ヘビ亜目 ナミヘビ科 キングヘビ属 |
学名 | Lampropeltis getula |
大きさ | 100㎝~150㎝ 太さは3㎝程 |
寿命 | 20~25年 |
カリフォルニアキングスネークの特徴
カリフォルニアキングスネークは頭から胴まで同じ太さでスタイリッシュな細身体型をしています。
他のヘビも食べてしまうのでヘビの王=キングスネークが名前の由来になっています。
カリフォルニアキングスネークの分布
アメリカ合衆国
(アリゾナ州、オレゴン州、カリフォルニア州、ネバダ州、ユタ州)
メキシコ(バハ・カリフォルニア州、バハ・カリフォルニア・スル州)
カリフォルニアキングスネークの生息環境
カリフォルニアキングスネークは砂漠や森林、草原、農耕地等など様々な環境に広く分布しています。
カリフォルニアキングスネークの性格
カリフォルニアキングスネークの性格は個体差が激しく大人しい子もいれば、噛みつくのをやめない子もいます。
しかし、基本的には大人しい性格の子が多いのでハンドリング可能なヘビです。
カリフォルニアキングスネークのエサについて
野生では魚類、両生類、小型爬虫類、鳥類やその卵、小型哺乳類等を食べて生活しています。
飼育下では冷凍マウスを解凍して与えます。
カリフォルニアキングスネークの飼育について
では、カリフォルニアキングスネークの実際の飼育方法や飼育環境について勉強していこう!!
カリフォルニアキングスネークの価格
カリフォルニアキングスネークはメジャーなヘビなので爬虫類ショップだけでなく総合ペットショップやホームセンターでも見かける事が出来ます。
値段は10000円前後くらいで販売されています。
ただ、価格はモルフ(品種)によって大きく異なります。
なんと!高いモルフは20万円を超える個体もいます!!
各地で開催されている爬虫類イベントでは安く買える可能性が高いので参加してみてください。モルフ(品種)によっては数千円で購入できたりもするよ!!
カリフォルニアキングスネークのモルフについて
カリフォルニアキングスネークの基本モルフは、『色が白黒か黄色黒』、『縞模様が縦か横か不規則』の違いです。
・色
白黒:デザート
黄色黒:コースタル
・縞模様
縦:ストライプ
横:バンデッド
不規則:アべラント
以上を組み合わせて表現します。
例えば『白黒の縦縞模様』なら『デザートストライプ』、『黄色白の不規則模様』なら『コースタルアベラント』になります。
基本のモルフを紹介しましたが、その他では定番のアルビノや白と黒が半々の50/50などがあります。
カリフォルニアキングスネークの飼育ケース(ケージ)について
最低限必要な大きさの目安はカリフォルニアキングスネークがとぐろを巻いた状態の3倍以上です。
最終的な大きさは60㎝×45㎝を目安にして下さい。
カリフォルニアキングスネークが子供のうちは
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衣装ケースに空気穴をあけて飼育している人もいます!
ただ、脱走には注意してくださいね!!
我が家では
カリフォルニアキングスネークが幼体の頃はプラスチックケースで飼育していました。
ある程度成長してからは衣装ケースを改造して飼育しています。
こだわりが無ければ、衣装ケースにパネルヒーターを敷けば飼育は可能です!
カリフォルニアキングスネークの保温について
カリフォルニアキングスネークの適温は25℃~30℃です。
比較的低温にも耐えることができますが寒い時期はパネルヒーターを敷いてあげて下さい。
夏は暑くなり過ぎてしまうので通気性を確保しカリフォルニアキングスネークが熱中症にならないようにケージ内の温度に気を付けましょう!
その他、部屋ごとエアコンで温度管理している人もいます。色々な生き物や多頭飼育している人にオススメです。
カリフォルニアキングスネークの飼育では紫外線ライトは不要です。
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ケージ内の温湿度が確認できるように温湿度計も設置してあげてね!
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カリフォルニアキングスネークの保湿について
カリフォルニアキングスネークの適正湿度は60%~70%くらいですが、湿度が足りなければ自分で水入れに浸かるので特に気にする必要はありません。
その他では、ウェットシェルターという素焼きの隠れ家を使用することがあります。
ウェットシェルターの上部に水を入れることでシェルター内が高湿度となります。
ある程度、湿気を保てれば無くても大丈夫です。
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カリフォルニアキングスネークの床材について
カリフォルニアキングスネークの床材は特に重要ではありません。
専用の床材もありますが日々のメンテナンスが簡単なキッチンペーパーやペットシーツがオススメです。
特に見栄えを気にしないのであればペットシーツがオススメです。
吸水性もあり、交換も簡単です。
我が家では
メンテナンス重視のためペットシーツを敷いてます。
誤飲の心配もなく、吸水性が高いので排泄物の汚れが広がりにくいです。
カリフォルニアキングスネークの飼育環境図
飼育環境の参考イラストを貼っておきます!
⑤の暖突はパネルヒーターだけでは温度が心配って時に併用してください。
①パネルヒーター:1/3~半分に敷く。
②水入れ:全身が浸かる物。100均のタッパーでOK。
③ウエットシェルター:上に水を入れるタイプを使用。無くても可。
④床材:好みでOK。清潔、安全を優先に考える。ペットシーツがオススメ。
⑤暖突:パネルヒーターのみでは飼育温度が安定しない際に使用。適温が保たれれば無くても可。
カリフォルニアキングスネークのエサの与え方
カリフォルニアキングスネークが子供の時はピンクマウスをあげます。
冷凍されたものを解凍して与えます。
解凍済みマウスをピンセットで掴んで直接与えます。
その際、頭からいくようにしてあげてください。
(お尻からだと足とかが引っかかって食べにくいらしいです…)
個体のサイズによってマウスの大きさを変えますが、目安はヘビのお腹の一番太い所と同じ太さのマウスを目安にして下さい。
『大丈夫!?大きすぎない!?』と心配になりますが十分に飲み込めます。
↓ピンセットは生体を突いて怪我させないように先が丸い木製の物がいいです!↓
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エサの解凍方法
エサの解凍方法は色々がありますが1つ紹介しておきます。
色々な方法がありますが、我が家のやり方を説明します。
②タッパーにお湯をはります(我が家では、給湯のMAX温度の60℃)
③袋に入れたマウスを浸けて湯煎で解凍します(お湯が冷めたら交換)
④マウスの全身が温まりお腹がプニプニで芯まで温まっていればOK
この方法だと、袋に入れたまま持ち運べるし直接お湯に浸けるよりマウスの匂いが落ちないのでいい気がします。
カリフォルニアキングスネークの飲み水について
飲み水兼保湿用の全身が浸かるタッパーを1つ置いておけば大丈夫です。
※お水は二日に一回は取り換えましょう!
カリフォルニアキングスネークの飼育感想
カリフォルニアキングスネークがベビーの時は威嚇され、飛びつかれることや臭い液を出されることが多くありましたが成長するにつれ落ち着いてきます。
ヤングアダルトくらいから威嚇は少しあったものの、飛びついてくることは無くなりました。
アダルトになると威嚇も飛びつきも無くなっています。
飼育設備に関しては、こだわりが無ければ安価に揃えることも可能で飼育環境を整えるのも容易です。
メンテナンスも日々の水替えと床材が汚れたら交換(3日~4日に一回程度)餌は、アダルトになれば週一くらいなので非常に楽です。
拒食もあまりありません。(我が家のカリキンは拒食は一回もありません)
飼育環境にもうるさくなく、活発的で成長すると性格も落ち着くので初心者にピッタリだと思います。
最後に
飼育に必要な物を復習しましょう!!
・ヒーター(ケージ前面に敷かない)
・温湿度計
・床材(ペットシーツがオススメ)
・水入れ(全身が浸かる大きさ)
・エサ(成長によってマウスのサイズを飼える)
コーンスネークには劣るかもしれませんが、『カリフォルニアキングスネーク』はペットヘビの中で人気がある種類です。
飼育方法も飼育設備もコーンスネークとあまり変わらないので2匹目のヘビとしてお迎えするのもいいでしょう。
コーンスネークと比べると活発なのでまた違う楽しみがあるかもしれません。
この記事を参考に、ぜひカリフォルニアキングスネークの飼育を検討してみてください!
Bye bye!!
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