アオダイショウの飼育方法!!生態、エサや飼育環境について!

アイキャッチ画像 爬虫類

今回は日本固有のヘビ『アオダイショウ』の飼育方法についてです。

アオダイショウは田舎だけでなく都市部の公園などでも見かけることが出来る身近なヘビです。

そして、白いアオダイショウ(アルビノ)は神の使いとして昔から信仰されている地域もあるのです。

日本のアオダイショウは海外でも飼育している人がいて人気なのだそうです。

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我が家での体験も記載しておきます!

では!見ていきましょう!!

アオダイショウについて

アオダイショウの写真

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まずは『アオダイショウ』の生態について勉強していこう!!

アオダイショウの分類、大きさ、寿命

分類 爬虫綱 有鱗目 ヘビ亜目 ナミヘビ科 ナメラ属
学名 Elaphe climacophora
大きさ 長さは100㎝~200㎝、太さは5㎝
寿命 平均10年

アオダイショウの特徴

アオダイショウはオスよりもメスのほうが大型が多い傾向にあります。

日本本土では最大のヘビで南西諸島のサキシマスジオ、シュウダ、ハブに次ぐ大きさとなります。

ピンチになると青臭いような臭いニオイを発します。

アオダイショウの分布

日本の固有種

北海道,本州,四国,九州とその周辺島嶼.国後,奥尻,佐渡,伊豆諸島(大島,新島,式根島,神津島),隠岐,対馬,壱岐,五島,平戸,大隈諸島(ほぼ全島),口之島など.

アオダイショウの生息環境

アオダイショウは森林、畑、人家周辺など様々な環境に棲息。

主に地表に住んでいますが、木登りもうまく木に登る事も多々あります。

餌であるネズミの生息環境に対応し人家周辺でよく見られ、逆に深山などで見かけることはあまりありません。

昼行性で夜間は岩の隙間や地面に空いた穴の中などで休んでいます。

アオダイショウのエサ

アオダイショウの野生での食性はネズミや鳥、鳥の卵やトカゲなどを食べています。

日本には、カエルなどの両生類を食べる蛇が多いですがアオダイショウは哺乳類を好む傾向があるようです。

飼育下では冷凍マウスを解凍して与えます。(与え方は後程説明します。)

アオダイショウの飼育について

アオダイショウの写真

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ここからはアオダイショウの実際の飼育方法を解説していきます!

アオダイショウの価格

アオダイショウはペットとしてはメジャーなヘビではないので総合ペットショップやホームセンターで見かけることはありません。爬虫類ショップで探すか野生の個体を捕まえましょう。

値段は3000円~5000円程度で販売されています。

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各地で開催されている爬虫類イベントでは安く買える可能性が高いので、ぜひ参加してみてください。

アオダイショウの飼育ケース(ケージ)

アオダイショウの飼育に最低限必要な大きさの目安はアオダイショウがとぐろを巻いた状態の3倍以上です。

最終的には最低でも60㎝×45㎝のケージを用意してあげましょう。

アオダイショウが子供のうちは
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・透明度も抜群にいいので観察しやすい!!
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・ガラス製なので透明度抜群!とても観察しやすい!
・ライトやパネルヒーターなど拡張性があり、アイテムも豊富!
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その他、衣装ケースに空気穴をあけて飼育している人もいるよ!
ただ、脱走には注意してくださいね!!

我が家では

幼体の頃はプラスチックケースで飼育していました。

ある程度成長してからは、衣装ケースを改造して飼育しています。

ヘビ達に爬虫類専用のケージはお高いので使っていません。(多数飼育のため)

こだわりが無ければ安い衣装ケースなどで十分飼育は可能です!

アオダイショウの保温

アオダイショウの適温は18℃~26℃ですが比較的低温にも耐えることができます。

寒い時期はパネルヒーターを敷いてあげて下さい。

逆に夏は暑くなり過ぎてしまうので通気性を確保して、アオダイショウが熱中症にならないようにケージ内の温度に気を付けましょう!

その他、部屋ごとエアコンで温度管理している人もいます。色々な生き物や多頭飼育している人にオススメです。

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アオダイショウの飼育では紫外線ライトは不要です。

パネルヒーターはケージの半分~1/3に敷いてください。
全面に敷いてしまうとアオダイショウが暑いと感じた時に温度調整が出来なくなってしまいます。逃げる場所(常温の所)を確保しておきましょう!
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ケージ内の温湿度が確認できるように温湿度計も設置してあげてください!

↓これ1つで温度と湿度両方確認できます!↓

アオダイショウの保湿

アオダイショウの適正湿度は40~50%くらいですが人間が快適に過ごせる湿度と同じくらいなので特に気にせず人間に合わせていればOKです!!

その他では、ウェットシェルターという素焼きの隠れ家を使用することがあります。

ウェットシェルターの上部に水を入れることでシェルター内が高湿度となります。

ある程度の湿度を保てれば無くても大丈夫です。

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我が家では

人間に馴れてもらうためシェルターは使用していません。

乾燥していればヘビが自分で水入れに入ってくれています。

アオダイショウの床材

アオダイショウの床材は特に重要ではありません。

専用の床材もありますが日々のメンテナンスが簡単なキッチンペーパーやペットシーツがオススメです。

特に見栄えを気にしないのであればペットシーツがオススメです。

吸水性もあって交換も簡単です。

我が家では

メンテナンス重視のためペットシーツを敷いてます。

ペットシーツだと吸水性抜群なので、生体が排泄物で汚れることが少ないです。

アオダイショウの飼育環境図

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飼育環境の参考イラストを貼っておきます!

ヘビの飼育環境イラスト

①パネルヒーター:1/3~半分に敷く。

②水入れ:全身が浸かる物。100均のタッパーでOK。

③ウエットシェルター:上に水を入れるタイプを使用。無くても可。

④床材:様々な素材の物があるが好みでOK。清潔、安全を優先に考える。ペットシーツがオススメ。

⑤暖突:寒い地域でパネルヒーターのみでは飼育温度が安定しない際に使用。適温が保たれれば無くても可。

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⑤の暖突はパネルヒーターだけでは温度が心配って時に併用してください。

アオダイショウのエサの与え方

アオダイショウが子供の時はピンクマウスをあげます。

通常は冷凍されたものを解凍して与えます。(解凍方法は後程説明します。)

解凍済みマウスをピンセットで掴んで直接与えます。頭からいくようにしてあげてください。
(お尻からだと足とかが引っかかって食べにくいらしいです…)

個体のサイズによってマウスの大きさを変えますが目安はヘビのお腹の一番太い所と同じ太さのマウスを目安にして下さい。

『大丈夫!?大きすぎない!?』と心配になりますが十分に飲み込めます。

・ベビーサイズ:ピンクマウスを週に2~3回与えます。
フンをした1~2日後に次のマウスを与える感じです。

・ヤングサイズ:ファジー、ホッパーマウスを4日~1週間に1回の間隔でOKです。

・アダルトサイズ:アダルトマウスを1~2週間に一度で構いません。

(アダルトになってから頻繁にあげると肥満のもとになるので注意しましょう)
ピンクマウスとは生まれたばかりのネズミのことで、1匹あたり50円~100円で販売されています。
個体が大きくなるにつれ『ピンクマウスS~L』⇒『ファジー』⇒『ホッパー』⇒『アダルトM~LL』とサイズアップしていきます。
ヘビの多くは成長段階の大きさから、『ベビーサイズ』⇒『ヤングサイズ』⇒『アダルトサイズ』と呼び方が変化します。

↓ピンセットは生体を突いて怪我させないように先が丸い木製の物がいいです!↓

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エサの解凍方法

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エサの解凍方法は色々がありますが1つ紹介しておきます。

色々な方法がありますが、我が家のやり方を説明します!

①餌のマウスを透明なビニール袋に入れます。
②タッパーにお湯をはります(我が家では、給湯のMAX温度の60℃)
③袋に入れたマウスを浸けて湯煎で解凍します(お湯が冷めたら交換)
④マウスの全身が温まりお腹がプニプニで芯まで温まっていればOK
この方法だと、袋に入れたまま持ち運べるし直接お湯に浸けるよりマウスの匂いが落ちないのでいい気がします。

アオダイショウの飲み水

飲み水兼保湿用の全身が浸かるタッパーを1つ置いておけば大丈夫です。

※お水は二日に一回は取り換えましょう!

アオダイショウの飼育感想

アオダイショウは少し気が強い面があるので噛まれないように注意、工夫が必要です。

飼育設備に関しては、こだわりが無ければ安価に揃えることも可能です。

日本のヘビなので飼育環境を整えるのも比較的容易です。

メンテナンスも日々の水替えと床材が汚れたら交換(3日~4日に一回程度)

エサは、アダルトになれば週一くらいなので非常に楽です。

拒食もあまりありません。(我が家のアオダイショウは拒食は一回もありません)

最後に

sora
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飼育に必要な物を復習しよう!

・ケージ(子供の頃はレプタイルボックス、大きくなるにつれサイズアップ)
・ヒーター(ケージ前面に敷かない)
・温湿度計

・床材(ペットシーツがオススメ)
・水入れ(全身が浸かる大きさ)
・エサ(成長によってマウスのサイズを飼える)
・エサやり用のピンセット(先が丸く、木製の物がベスト)

いかがでしたか?

アオダイショウはペットのヘビの中でも入門種です。

個体の価格もお手頃で飼育設備もそんなに高くありません。

飼育環境を整えるのも容易です。

この記事を参考にアオダイショウの飼育を検討してみてください!

sora
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See you♡

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