犬をお迎えすることは決まったけど「どうやって家に連れて帰るの?」「連れ帰った後は何をすればいいの?」
「注射は?散歩はしていいの?」など疑問や不安はたくさんあると思います。
この記事では犬の入手方法とワンちゃんを迎えた後にすべき事を解説していきます!!
では!見ていきましょう!!
ワンちゃんの入手方法
ペットショップでの購入
ペットショップで購入する方法です。
現在の日本では一番メジャーな入手方法だと思います。
店舗によって異なりますがセールなどの割引がある場合もあります。
店舗によって購入されるまでに受けたワクチン接種費用やマイクロチップの装着費用、寄生虫予防などの費用、市区町村への登録費用など必要な場合があります。
ブリーダーさんから購入
ブリーダーさんの元に直接足を運び購入します。
価格はペットショップに比べると安いです。
保護施設や保護団体からの譲渡
動物愛護センターや保健所、各種動物愛護団体などの里親探しを行っている団体から犬を引き取ります。譲渡会を開催している団体もあります。
不幸な犬たちを少しでも救う事が出来ます。
不妊手術の費用やワクチン接種の費用、寄生虫予防が里親負担になる場合がほとんどです。
知人からの譲渡
子犬が産まれた、やむを得ない理由からワンちゃんの飼育継続が困難になったなど様々な理由で知人から譲り受ける。
費用はいりません。
売買すると動物愛護法違反になる恐れがあります。
犬を連れて帰る前に確認すること
おうちに犬を連れて帰る前にお迎えする場所で確認して欲しい事があります。
与えていたエサの確認
与えていたエサの種類、量、回数、時間を必ず確認しましょう。
急にエサの種類や食事の時間などを変えてしまうと、下痢、吐き戻し、エサを食べなくなるなどの恐れがあります。
お迎えしてから1週間は今までと同じ食生活を継続しましょう。
その後、徐々に切り替えていけばOKです。
混合ワクチン接種の確認
混合ワクチンの種類と接種回数を確認しましょう。
どこからお迎えする場合でも確認は必ずしましょう。
ペットショップやブリーダーさんでは多くの場合1回以上のワクチン接種が終わっています。
寄生虫検査の確認
寄生虫検査を行っているか確認しましょう。
済んでいるようなら結果を教えてもらいましょう。
済んでいない場合はお迎え後に飼い主さんが動物病院で検査してもらいましょう。
場合によっては治療も必要です。
ワンちゃんの連れて帰り方
次は犬を連れて帰る方法です。
公共交通機関を使う場合は特に注意が必要です。
自家用車の場合
子犬や、小型犬は必ずクレート(キャリーケース)などに入れよう!
↓丈夫で持ちやすい!↓
それ以外はクレート(キャリーケース)を自分で用意していきましょう。
中型犬や大型犬はどうすればいいの?
クレートに入らない大きさの中型犬や大型犬の場合は、犬用のシートベルトなどを使い車のシートベルトに固定しましょう!
価格:600円 |
タクシー移動の場合
タクシー会社によって違うのでタクシー会社や運転手さんに確認しましょう。
OKな場合は必ずクレート(キャリーケース)に入れてね!
電車移動の場合
クレート(キャリーケース)は必須だよ!
電車(JR)を使う時のルール
- 小犬、猫、鳩またはこれらに類する小動物(猛獣やへびの類を除く)で、
- 長さ70センチメートル以内で、タテ・ヨコ・高さの合計が90センチメートル程度のケースに入れたもの
- ケースと動物を合わせた重さが10キログラム以内のもの
- 手回り品料金は、1個につき290円です。ご乗車になる駅の改札口などで荷物をお見せのうえ、普通手回り品きっぷをお求めください。
お願い
- 手回り品の持込みや保管は、お客さまご自身でお願いいたします。
- 小動物(ペット等)を持ち込まれる場合は、駅や車内ではケースから出さないようお願いいたします。
- 特に大きな荷物などを持ち込まれる場合は、時間帯によっては他のお客さまのご迷惑となることがありますので、細心のご注意をもってお取扱われるよう、ご協力をお願いいたします。
- 安全のため、車内の網だなには重量のある荷物や不安定な形状の荷物はお載せにならないようお願いいたします。
- 他のお客さまにご迷惑をおかけするおそれがある場合や列車が大変混雑している場合などは、持込みをお断りする場合があります。
わかりやすくまとめると!
・タテ・ヨコ・高さの合計が90㎝程度のケースに必ず入れる
・一辺の最大の長さは70㎝以内のケース
・ケースと動物合わせた重さは10㎏以内
・ケースに必ず入れる。リュックやバッグ、抱っこではNG
・ペットカートは大きすぎるからNG
・ケース1個につき290円必要
・駅や車内では絶対に出さない
バス移動の場合
バス会社によってルールが違うよ!
クレート(キャリーケース)に入れ、手回り品と同程度のサイズならOKなところが多いようです。
料金もバス会社によって変わってきますので必ず事前に確認しましょう。
徒歩の場合
短時間ならOK!
中、大型犬は条件があるよ。
子犬や小型犬の場合は、キャリー(クレート)に入れて運ぶことができます。
飼い主さんの体力や犬のストレスを考えると短時間にしましょう。
中大型犬の場合は、首輪やハーネス(胴輪)リードを付けてワンちゃん自身に歩いてもらう必要がありますが、短時間にしましょう。
ただ、首輪やハーネス(胴輪)、リードを付けれることができてある程度人間に従って歩けることが条件になります。
家に到着してから
ここからは実際に犬が家に着いてからの流れを紹介していきます!
おうちに入れる前に(犬のお迎え前にしておくこと)
犬をお迎えする前に、部屋にある危険なもの(誤飲の恐れがある小さいもの、むき出しのコードなど)
を撤去しておく必要があります。
また、壊されては困るもの、噛まれては困るものも撤去可能なら撤去し、できないものは対策をしておきましょう。
さらに、飼育に最低限必要なものを揃えておきましょう。
環境が変わったことによるワンちゃんのストレス
今まで暮らしていた場所から急に離れて新しい環境で暮らすことにストレスを感じ下痢や嘔吐、食欲不振などの体調不良になることがよくあります。
犬を迎えた初日は嬉しくてみんなで犬を取り囲んだり、抱いたり、なでたりしないようにしてあげましょう。
気持ちは十分に分かるんですが犬にとっては環境が著しく変わって大きなストレスを感じています。
初日はそっとしておいてあげましょう。
トイレに連れて行く
移動によりトイレをしていないと思います。
家に着いたらケージ内のトイレに連れて行き終わるまで待ちましょう。
上手にトイレができれば終わったタイミングですぐに褒めてあげましょう。
ワンちゃんの自由行動
トイレが無事に終わったら、犬のペースに任せて部屋の中を散歩させましょう。
こちらから触りに行こうとせずワンちゃんの行動に任せます。
ただ、犬からじゃれてきた場合は一緒に遊んであげましょう。
注意点をまとめておきました。
他の動物がいる場合
先住動物との対面は細心の注意をはらいましょう!
家の中にすでに先住動物がいる場合、顔合わせは慎重に行いましょう。
休憩
自由行動や遊びが一通り終わって犬が疲れたころに休憩させましょう。
休憩はサークルの中でさせましょう。
『サークル=自分の空間』と認識させます。
ごはん
引き取り先のごはんと同じものを用意しよう!
引き取り先で確認しておいたエサの種類や量をもとにエサの準備をします。
環境変化によるストレスでうまく消化できない可能性があるので量はやや少なめにしておきましょう。
食べない場合は無理に食べさせようとせず時間を置いてあげてみてください。
トイレ⇒自由行動
ごはんが終わるとトイレに連れて行く⇒犬のペースでコミュニケーション⇒疲れたら休憩⇒トイレを繰り返します。
就寝
サークルの中で寝かせましょう!
子犬の場合は寂しさから夜鳴きすることがあります。
一人ぼっちにしてしまうと分離不安障害になってしまう可能性があるので注意しましょう。
一番良いのは飼い主の見える場所にケージを移動してあげることです。
夜鳴きしたらなでたり、抱っこしたりして落ち着かせましょう。
ただ、あまりにもかまっていると「鳴けば来てくれる!」と覚えてしまいます。
すべて相手にするのではなく無視する方向に切り替えることも必要です。
次の日以降
二日目以降は環境に慣らしていくこと
健康診断など動物病院に連れて行くことがメインになります!
健康診断
なるべく早いうちに動物病院に連れていきましょう。
またフィラリアやノミ、ダニ予防についても説明を受けましょう。
狂犬病予防と犬の登録
狂犬病予防と犬の登録は法律により義務付けられています!
<犬の登録と狂犬病予防注射は飼い主の義務>
犬の飼い主には、
(1) 現在居住している市区町村に飼い犬の登録をすること
(2) 飼い犬に年1回の狂犬病予防注射を受けさせること
(3) 犬の鑑札と注射済票を飼い犬に装着することが法律により義務付けられています。
生後90日以下の犬の登録
生後91日以上の犬の登録
・登録が終わった犬に対しては市区町村から「鑑札」と呼ばれる札が与えられる。
・この鑑札は犬に装着しなければならない。
・失くした場合は再交付可能(料金として登録手数料の半額程度が必要)
混合ワクチンについて
混合ワクチン接種の目安をまとめておきます!
混合ワクチンの接種が3回終われば散歩に連れて行けるよ!
夏はフィラリアやノミ、ダニ予防を忘れずに!!
去勢、避妊手術について
獣医師さんとの相談になります。
目安は生後6〜9か月ごろです。
しつけ
しつけは早い段階からしっかり行いましょう!
最初はトイレ、噛み癖、入っていい部屋・ダメな部屋、待て、吠え癖などから始めましょう。
しつけは焦らず繰り返すことがポイントです!!
実際お迎えした後の感想
ペットショップでお迎えしましたが連れて帰るときに今後の流れの説明と冊子を渡してくれました。
また、動物病院でも今後のワクチンの流れや日程など細かく説明してくれ不安には感じませんでした。
流れはしっかり教えてくれるので一度動物病院に行けば特に不安になる事は無いと思います。
オススメストア
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大人気のfree stitchオリジナルやあまり日本ではお目にかかれないブランドなど
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お友達と差をつけたいワンちゃん必見です!!
最後に
いかがでしたか?
ここまで犬をお迎えする流れを説明してきましたが、大事なことは犬のストレスをいかに軽減してスムーズに家庭環境に慣れてもらうかです。
ワンちゃんをお迎えして嬉しい気持ちになるのは十分に分かりますが初日はそっとしておいてあげてください。
それではまたね!!
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