ペットトカゲの中で入門種かつ人気№1がフトアゴヒゲトカゲ(略:フトアゴ)です!!
フトアゴヒゲトカゲは初心者向きの爬虫類ですが飼育にあたっての注意点はあります。
今回は、初心者さんでも安心してフトアゴヒゲトカゲのお迎えができるように飼育方法を紹介していきます!!
我が家の飼育経験も少し書いておきます!
では!見ていきましょう!!
フトアゴヒゲトカゲについて
まず、フトアゴヒゲトカゲの生態を勉強しましょう!!
フトアゴヒゲトカゲの分類、大きさ、寿命
分類 | 爬虫綱 有鱗目 トカゲ亜目 イグアナ下目 アガマ科 アゴヒゲトカゲ属 |
学名 | Pogona vitticeps |
大きさ | 最大全長49㎝、頭胴長23㎝。尾の長さは26㎝。 |
寿命 | 8年~10年 |
フトアゴヒゲトカゲの特徴
体形は太く後頭部から体の側面にかけて、ほぼ一列にトゲトゲ(鱗が変化したもの)がついています。
驚いたり、興奮すると喉とアゴを膨らませて口を開けてアゴを黒く発色し相手を威嚇します。
フトアゴヒゲトカゲの性格
フトアゴヒゲトカゲは見た目は怖そうですがマイペースで非常におとなしい性格です。
また、人間をあまり怖がらない個体が多いのでハンドリング(手のひらに乗せる)も可能ですよ!
フトアゴヒゲトカゲの分布
オーストラリア東部から南東部に生息するオーストラリアの固有種です。
フトアゴヒゲトカゲの生息環境
乾燥した森林から砂漠にかけての様々な環境に生息しています。
昼行性で、昼に活動し木の枝や岩の上で日光浴をすることが大好きです。
夜は岩や草木の間などで休みます。
フトアゴヒゲトカゲのエサについて
野生下では主に昆虫を食べていますが植物質などのエサも食べます。
飼育下では成長に伴い食性が昆虫食メインから野菜メインに切り替えていきます。
フトアゴヒゲトカゲの飼育について
ここからは、フトアゴヒゲトカゲの実際の飼育方法を紹介していきます!
フトアゴヒゲトカゲの価格
ノーマルのモルフだと約10000円くらいで販売されていますがモルフ(品種)によって値段もかなり変わってきます。
フトアゴヒゲトカゲはモルフ(品種)によって値段は様々です。
各地で開催されている爬虫類イベントでは安く買える可能性が高いので、ぜひ参加してみてください。モルフ(品種)によっては数千円で購入出来たりもしますよ!!
フトアゴヒゲトカゲの飼育ケース(ケージ)について
フトアゴヒゲトカゲは最終的には60㎝×45㎝以上のケージを選びましょう。
オススメは『エキゾテラのグラステラリウム6045』です。
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□GEX エキゾテラ グラステラリウム 6045 爬虫類 フトアゴ ケージ ガラスケージ ジェックス 才数180 沖縄別途送料 関東当日便 価格:20,000円 |
・ガラス製なので透明度抜群!とても観察しやすい!
・ライトやパネルヒーターなど拡張性があり、アイテムも豊富!
我が家では
ケージはエキゾテラのグラステラリュウム6045を使っています。
前述した様に観音開きなので給餌やメンテナンスが非常に楽でライト類を設置しても非常にスマートなのでオススメです。
保温球、バスキングライト、紫外線ライトについて
フトアゴヒゲトカゲは暖かい地域に住んでいるので寒い時期の保温は必須です!
昼間に点灯させるバスキングライト・紫外線ライトと夜間に温度を上げるための保温球が必要です。
保温球
保温は昼夜兼用の赤外線ライトを使用します!
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バスキングライト
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GEX エキゾテラ 昼用集光型 サングロー タイトビームバスキング スポットランプ 100W (橙) 爬虫類 ライト ジェックス 関東当日便 価格:1,180円 |
↓本体ソケット↓
GEX エキゾテラ クリップスタンド グロースタンド(口金E26) 爬虫類 ライト 照明 保温球 UV球 ジェックス 関東当日便 価格:2,080円 |
我が家では
保温球、バスキングライトともにエキゾテラのタイマーサーモで管理しているので時間が来れば勝手にONOFFしてくれます。
管理が楽になるのでオススメです。
紫外線ライト
(照射量はパッケージの裏に書いてます)
↓我が家でも使用中!↓
交換球 GEX エキゾテラ レプタイルUVB 150 26W 爬虫類 ライト 紫外線灯 UV灯 関東当日便 価格:2,170円 |
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GEX エキゾテラ クリップスタンド グロースタンド(口金E26) 爬虫類 ライト 照明 保温球 UV球 ジェックス 関東当日便 価格:2,080円 |
エキゾテラのグラステラリュウムにピッタリです!
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GEX エキゾテラ コンパクトトップ60 3灯式 爬虫類 ライト 紫外線灯 UV灯 本体 ジェックス 関東当日便 価格:4,320円 |
我が家では
エキゾテラのコンパクトトップを設置しているので見た目は非常にスマートです。
紫外線ライトもエキゾテラのタイマーサーモで管理しているので時間が来れば勝手にONOFFしてくれます。
管理が楽になるのでオススメです。
フトアゴヒゲトカゲの飼育温度について
昼間は32〜36℃ 夜間は22〜27℃を目安にしてください。
手動での温度、ライトの管理は面倒なのでタイマーサーモの使用をオススメします!
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GEX エキゾテラ タイマーサーモ RTT−1 爬虫類 サーモスタット 沖縄別途送料 関東当日便 価格:8,980円 |
フトアゴヒゲトカゲの保温について
フトアゴヒゲトカゲの飼育湿度は60%~70%を意識しましょう。
↓温度と湿度が同時に確認できるので便利です!↓
ビバリア ツインメーターNEO RP−141 爬虫類 両生類 温度計 湿度計 関東当日便 価格:845円 |
我が家では
もともと乾燥には強いので、あまり湿度は気にしていません。
全身が浸かるサイズのタッパーを置いているので脱皮前など湿度が必要な時は自分で浸かっています。
床材について
床材は主に爬虫類用の砂かペットシーツがいいです!
デザートサンド
↓レイアウトに凝りたい人向け!↓
GEX エキゾテラ デザートサンド レッド 3kg 爬虫類 底床 敷砂(陸棲用) ジェックス 関東当日便 価格:860円 |
ペットシーツ
安全で手軽に使用できます!!
犬用の一番安い物で構いません。キッチンペーパーや新聞紙でも代用できます。
大切なのは清潔と安全です。
自分の趣向や管理しやすい物など、色々試しながら
変えていくのも楽しみの一つですね。
我が家では
雰囲気を出すためにデザートサンドを使っています。
糞をしたところは塊になり、その部分だけ捨てればいいので手間はそれほどかかりません。
フトアゴヒゲトカゲは糞の回数が多い方だと思うので、ペットシーツだと頻繁な交換が必要になると思います。
フトアゴヒゲトカゲの飼育環境図
飼育環境の参考イラストを貼っておきます!
①赤外線ライト:保温の為に照射。夜間点灯してもいいように赤外線を使用する場合が多い。
②紫外線ライト:日中に点灯。昼行性の爬虫類は紫外線照射が必要な種が多い。
③バスキングライト:日中に日光浴代わりに使用。
④シェルター:無くてもOK。
⑤水入れ:100均のタッパーなどでOK。
⑥床材:デザートサンドかペットシーツがオススメ。
⑦パネルヒーター:無くてもOK。敷く場合は1/4~半分に敷く。
フトアゴヒゲトカゲのエサの与え方
フトアゴヒゲトカゲは成長段階で主食が変化していきます!
ベビーからヤングアダルトまで
ベビーからヤングアダルトまでは昆虫エサで飼育します。
エサは主に『ヨーロッパイエコオロギ(イエコ)』と『フタホシコオロギ(フタコ)』のコオロギ2種類と『デュビア(海外のゴキブリ)』がおり、どれを与えても構いません。
どうしても虫が苦手な人には人工フードもあるよ!
↓ベビー~ヤングアダルトまでの人工フードは下記の商品がオススメです!↓
価格:3,714円 |
ピンセットで摘まみやすく手も汚れません!
ヤングアダルトからアダルト
ヤングアダルトからは小松菜、かぼちゃ、人参などの野菜を中心に与えていきます。
ヤングアダルトからアダルトの人工フードもあります!
↓水でふやかして与えます↓
キョーリン フトアゴドライ 500g 餌 エサ フード トカゲ 関東当日便 価格:1,400円 |
カルシウムが不足すると手足や背骨が変形する骨の病気『くる病』にかかってしまう危険性があります。
価格:625円 |
昆虫エサはどう与えるの?
なるべく、コオロギをピンセットで摘まんで直接与えて下さい。
ケージに入れたままにしておくとコオロギが生体を噛む場合があります。
ちなみに、デュビアだと攻撃の心配はありません。
ピンセットは生体を突いて怪我をさせない先が丸い木製の物がオススメ!
↓我が家でも使用中!↓
スドー ハープクラフト 竹製ピンセット(バンブーピンセット) 爬虫類 両生類 ピンセット エサやり メンテナンス用 関東当日便 価格:378円 |
野菜はどう与えるの?
刻んだ野菜をエサ入れに入れておけばOKです!
こちらもカルシウムを忘れずにね!
↓爬虫類用エサ皿↓
GEX エキゾテラ フィーディングディッシュ M 爬虫類 餌 エサ入れ エサ皿 ジェックス 関東当日便 価格:1,098円 |
フトアゴヒゲトカゲのエサの頻度
ベビー〜ヤングアダルトの場合は毎日1回食べるだけ与えます。
ベビーの頃は昆虫、少し大きくなってきたら時々野菜を与えるようにしてください。
アダルトは2〜3日に1回与えます。
野菜を中心に時々昆虫エサも与えてあげてください。
(アダルトは肥満にならないよう注意しましょう)
我が家では
虫⇒野菜へのエサの切り替えは、虫エサは通常通り与え、野菜はいつでも食べれるように置きっぱなしにしていました。
野菜はカルシウムが多い小松菜を中心に豆苗やニンジンなど2~3種類とフトアゴドライを与えています。
フトアゴヒゲトカゲの飲み水について
水入れは何でもOKです!
100均のタッパーでも代用できます(脱皮時に水に浸かることがあるので大きめがいいです)
※お水は最低でも3日に1回は取り換えましょう!
↓レイアウトを凝りたいのであれば専用の水入れもありますよ!↓
GEX エキゾテラ ウォーターディッシュ S 爬虫類 水入れ ジェックス 関東当日便 価格:480円 |
参考資料
フトアゴヒゲトカゲの教科書 (飼育の教科書シリーズ) [ 川村 健太 ] 価格:1,760円 |
飼育感想
設備を揃えるのが少し大変です。
また、ライト類の管理もタイマーサーモを使わないと正直面倒です。
飼育はベビーが少し飼育難易度が高いので注意が必要ですが、ある程度育った個体は飼育は難しくありません。
日頃のお世話も水替え、エサやり、排泄物の処理くらいなので手間はかかりません。
エサは昆虫食から野菜に変える時に個体によって苦労する方がいる様です。
ちなみに我が家は困りませんでした。
性格はマイペースで温和なのでとても扱い易いです!
人間にもすぐに馴れてくれます。
エサの時間になると走ってきて待機しています(笑)
ライト類だけ揃えて、しっかり管理できれば飼育自体(ベビー以外)は初心者の方でも大丈夫です!
最後に
飼育に必要な物を復習しよう!
・保温球、バスキングライト、紫外線ライト(UVB強め)
・ライトのソケット(紫外線ライトにはエキゾテラのコンパクトトップ60がオススメ)
・パネルヒーター(無くてもOK)
・床材(使いやすい物でOK、ペットシーツがオススメ)
・水入れ(なんでもOK)
・エサ(コオロギ、デュビア、人工餌、野菜)
・エサやり用のピンセット(先が丸く、木製の物がベスト)
・温湿度計
フトアゴヒゲトカゲは爬虫類飼育の入門種とも言えます。
生体の値段も手が出しやすいですが設備は少しお金がかかります。
ですが、愛らしい仕草や可愛い顔も人気で女性飼育者も増えています。
あなたもこの記事を参考に、ぜひフトアゴヒゲトカゲの飼育を検討してみてはいかがでしょうか!?
またね!!
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